【帰納法・演繹法】問題解決のための推論方法とは?

考え方の基本で、問題解決のための推論方法である、帰納法と演繹法を紹介します。
物事の傾向や対策を探る場合、さまざまな可能性や事実をもとに推論を重ねることがあります。
この推論ですが、論理展開のタイプによって大きく2つの種類に分けることができます。それが帰納法と演繹法です。

帰納法とは

帰納法とは、さまざまな事実や事例から導き出される傾向をまとめあげて結論につなげる論理的推論方法を指します。
例えば、「Aさんが風邪をひいたとき生姜湯を飲んで治った」「Bさんが風邪をひいたとき生姜湯を飲んで治った」という事象によって、「生姜湯は風邪に効きそうだ」という結論を導き出しています。
但し、情報の入手経路が単一である場合は、複数の事実から導き出された結論とは言い難いため、論理的推論が成立しない可能性が出てきます。

演繹法とは

帰納法と対になる論理的推論方法として、演繹法があります。三段論法とも言われ、「2つの情報を関連付けて、そこから結論を必然的に導き出す思考法」です。
例えば、「人間はいつか必ず死ぬ」「ソクラテスは人間である」という2つの普遍的な事実を前提とした場合、演繹法では「それ故に、ソクラテスはいつか死ぬ」という結論を導き出すことが可能です。演繹法の前提としては一般論や誰もが当然知っている普遍的事実などが使われる傾向にあり、必然に必然を重ねることで結論にいたるというプロセスを経ています。
但し、前提として選定した一般論や普遍的事実に偏った主観が混じってしまうと、論理が破たんするため注意が必要です。逆をいえば、前提の選定さえ間違えなければ、そのプロセスの特性上、非常に強い説得力をもつ推論方法であるともいえます。帰納法があくまでも統計的結果を指し示すに過ぎないのに対し、演繹法の結論はより真実に近いものと考えられるのです。

それぞれの使う場面について

一般的に帰納法は調査による統計などを使用する場合に適しており、演繹法はアイディアが正しいことを証明するときに効果的といえます。
マーケティングやアンケートの結果を重視し、論理展開を行うのが帰納法です。前提に普遍的事実があるかないかよりも、観察した結果から導き出される納得感を重視するため、一定以上のサンプルや事例の量があれば帰納法は効果的と言えます。
対して演繹法は、前提となる原理原則に関する正確な知識が必要です。そのため、新商品やサービスの開発時に効果的といえるかもしれません。新しい商品やサービスを開発するためには、その素となる知識や技術が必要で、いくら商品やサービスが画期的であっても、知識や技術を当てはめることができなければ商品として成立しえないでしょう。また、物事を戦略的に考えたり、組織構成を立案したりといった場合にも演繹法が適していると考えられます。

終わりに

演繹法と帰納法は何気なく使っていましたが、誤った情報が入ってしまうと間違った結論を導いてしまうので、論理破綻しないよう注意して使わなければならないと感じました。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。