スポーツビジネスの可能性-スポーツ x IT-

私はかなりのスポーツ好きなので、今回はスポーツを取り上げてみたいと思います

現在、数ある産業の中でも急速に成長してるのが「スポーツビジネス」です。特に、21世紀に入って以降、欧米ではプロスポーツビジネスを中心に産業規模は大きくなる一方です。
スポーツビジネス先進国のアメリカでは、その産業規模がアメリカの自動車産業を超えているという見方もあります。

スポーツにおけるデータ活用には大きく2つの側面があります。

・アスリートの強化支援
過去の競技映像などから相手の特徴をデータとして分析し、有効な策を打ち出す取り組み

・スポーツビジネス
主に視聴者にとってのエンタテインメント性を上げるために、試合に関するデータをリアルタイムで収集・分析する取り組み

今回はスポーツビジネスについて簡単に取り上げてみたいと思います。

スポーツビジネス市場は2025年に15兆円規模に

スポーツ庁と経済産業省が2016年に公表した「スポーツ未来開拓会議 中間報告」では、日本のスポーツビジネスの市場規模を、2025年までに2012年の約3倍に相当する規模である15.2兆円まで拡大することを目指しています。
この報告書では、市場を「スタジアム・アリーナ」(3.8兆円)、「アマチュアスポーツ」(0.3兆円)、「プロスポーツ」(1.1兆円)、「周辺産業」(4.9兆円)、「IoT活用」(1.1兆円)、「スポーツ用品」(3.9兆円)の6つに分類しています。
その中でも注目すべき市場にIoT(1.1兆円)があります。
報告書でも「スポーツの見える化ともいうべき選手の動きや力、速度、心拍数などを計り、データとして蓄積できる機器等が開発されており、将来的にはスポーツを楽しむすべての国民が対象市場となりうるポテンシャルを秘めている」と評しています。

IoTにおけるスポーツの新境地

IoTに代表される先端技術の究極のテーマは、“機械と人間との融合”です。スポーツにおける分野でも新たなスポーツが生まれ、全く新しいマーケットの広がりが見込まれています。
例えば、身体に障がいを持つ人がロボティクスなどの先端技術によるアシスト装具や用具を用いて競い合う競技大会が始まっている。2016年10月に第1回大会がスイスで開催された「サイバスロン」である。
また、日本国内で始まった「超人スポーツ」の開発などもスポーツの新境地です。例としましては、ビームや魔法を撃って対戦できるARスポーツ『HADO』があります。

最新テクノロジーを利用したサービス

国内外のテクノロジー企業や教育機関、研究機関などと連携を図りながら、新しいサービスの開発にも取り組んでいます。
アカツキが手掛けるMR卓球アクティビティ『PONG!PONG!』にも「Ath-Tech Lab(データスタジアムとコンセプトの共同研究機関)」の最新テクノロジーが使われています。
『PONG!PONG!』は卓球台にプロジェクションされたブロックを、リアルのピンポン球で破壊して点数を競い合うMixed Reality(複合現実)のアクティビティです。
すでに複数の遊戯施設で導入され、「IT×球技」による新しいエンタテインメントとして人気を集めています。

社会的問題解決ツールとしての可能性

今後、性別や年齢、人種、障がいの有無などを超えて、多様な価値観を尊重する取り組みの象徴として、スポーツビジネスはこれまで以上に大きな影響を与えていくことになるものと考えられます。
健康・医療問題においては、世界の平均寿命はこの半世紀で大きく伸び、高齢化による健康・医療問題は、先進国だけの課題ではありません。
今後、経済成長が見込まれるアジアの新興国でも、そう遠くない将来に同じ課題に直面することになるとの見方が強く、避けては通れない問題です。スポーツによる健康寿命の延伸や、健康増進プログラム、生活習慣病・認知症などの予防プログラムなどは、今後、巨大な市場を生み出すポテンシャルを秘めています。特に、障害者スポーツ(パラスポーツ)や「高齢者×スポーツ」の取り組みは、そこで生まれた様々な方法論が医療・健康や都市計画などの分野に生かされていくことになります。

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