ペッパー君はなぜ使われなくなってしまったのか!?

感情認識人型ロボットであるペッパー君が、企業向けにリリースされてから約3年が経ちました。

当初は話題となっていたペッパー君も、最近は特に話題になることもなく、その後どうなっているのか?が何となく気になっていたところ、ペッパー君が契約更新されないとの記事を見かけるようになってきました。
そこで、なぜこんなことになってしまっているのかを調べてみました。

2015年10月から契約期間が3年の法人向けモデル「Pepper for Biz」を開始され、その時から導入した法人は今年10月から契約更改となります。ところが、「日経xTECH」の調査によると、契約更改を予定する企業が15%(27社中4社)にとどまることが明らかになりました。

そこで、調べたことをまとめてみました

できること

・人の顔を認識する
・言葉のキャッチボール
・伝言を残す
・写真を撮る
・踊る
・ニュースや天気を伝える
・英語などの語学を教える
・感情表現
上記の他、アプリをインストールすることで様々な機能を追加していくことが可能です。
生活面のサポートのみならず、人の顔を認識したうえでの会話が出来たり、人間らしい一面もあります

できないこと

・1対大人数のコミュニケーション(10人以上を一度に認識できない)
・体に負荷のかかること(運動、荷物を運ぶなど)

導入コスト

企業向けのペッパー君は、契約期間が3年のレンタルプランのみとなっており、ペッパー君本体のレンタル料(27,500円/月)と基本プラン(27,500円/月)の合計で、1,980,000円/3年、55,000円/月となります。
※別途、ロボット手続手数料が9,800円かかります

契約更改を見送った企業の主な声

・当初は目新しさがあったのですが、今となってはペッパー君を見かけても、多くの人がスルーしていく。結局、ロビーやフロント前においても、話しかけるのは小さい子どものみで、今は倉庫に眠っている

・急速にウェブサービスやアプリケーション、AIが発達してきたことで、ペッパー君である必要がないく、他のサービスで補填可能となってしまった

契約更新例

一方、ペッパー君を使いこなせている代表が、回転すしチェーンの「はま寿司」で、約500店ある全店舗でペッパー君を受付・案内業務担当として導入し、接客のクオリティ向上に貢献しています。ペッパー君の契約は2018年10月以降も更新したとして、現在も全店舗で導入しています。

具体的には座席管理システムと連動させ、空席時は座席案内、満席時の整理券発行などの来客対応を行っています。更に今年5月からは英語・中国語の対応を開始し、外国人への接客にも対応できるようにしています。

 

まとめ

調べる前は、システム導入同様、ペッパー君に何を求めていたのかが明確でないまま、「AI」「ロボット」というワードに魅かれて導入してしまったことが原因なのかと思っていました。実際は他の代替ツールによって置き換えられてしまったということは、まだペッパー君を使いこなせていない、AI技術を生かし切れる段階には来ていないのかなという印象を持ちました。

今後は例えば東京オリンピックでの多言語による案内など、今後政府やソフトバンクが音頭を取って推進するような展開になるとまた流れが変わってくるのかなと思っています。

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