議論のブラッシュアップ法とは?

先週の記事で取り上げた演繹法・帰納法を社内で共有したところ、弁証法というものがあり、是非ものにした方がよいとのことで紹介してもらいました。
議論のブラッシュアップに大変役立つとのことでしたので、紹介します。

弁証法とは

ある主張とそれに矛盾する主張を合わせて、どちらの主張も切り捨てずに、より高いレベルの結論へ導くことを言います。

弁証法をわかりやすく示すと次のようになります。
1.意見Aの提示
2.意見Aに対立する意見Bの提示
3.意見Aと意見Bを統合して、よりよい意見Cを見出す
このような思考方法はビジネスでの議論や、身近な日常生活の中での自問自答においても用いることができます。

■具体例
例えば、「ゲームをしたい子供」と、「子供に勉強させたい親」がいたとします。
この矛盾する主張を弁証法的に考えるとどのような結論になるでしょうか。
「勉強を1時間したら、ゲームをやらせる」のように妥協するような案は、弁証法とは言えません。
この場合は、「子供に勉強ゲームを与える」といったことが弁証法的な解決方法といえます。

使う場面

あらゆる議論の場で弁証法を使うことができます。対立する2つの意見がある時、どちらか一方を排除する議論ではなく、2つの意見を保ちながら第3のよりよい意見へ高めてゆくという議論の仕方です。
また、あえて反対の意見を考えることでアイデアのブラッシュアップが可能です。有益な議論を行うための方法として弁証法を活用することができます。
さらに、議論の場面の他に新しいビジネスモデルを考えるための思考方法として弁証法を使うこともできます。「古いビジネスモデル⇒それに代わって登場した新しいビジネスモデル⇒両者を統合した今までにないビジネスモデル」というように過去、現在、未来を軸に考えます。

まとめ

ポイントは、「二者択一や妥協案ではなく、より高いレベルへの統合」です。
会議の場で意見が対立し解決案がなかなか見えない時、より良いアイデアにブラッシュアップしたいときに積極的に使用し、思考を深めていきたいと思います。

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