1滴の採血で最先端の血液検査ができる【銀座血液検査ラボ】に行ってきた

健康診断がもっと気軽にできるかもしれない。

弊社では、”健康寿命が延びるであろう取り組み”に関しては、積極的に試しています。
今回は、銀座にある【銀座血液検査ラボ】に行ってきたので、レポートとしてまとめます。

銀座血液検査ラボとは?

「必要な血液はわずか1滴、医療検査と遜色のない検査精度を実現」をコンセプトに、従来の血液検査では、腕静脈から注射器で5ml以上の血液採集が必要だったのが、銀座血液検査ラボの自己採血なら、0.06ml (目薬1滴分) の血液で医療検査レベルの精度を実現するといいます。

これまでの自己採血検査方法では、「繊細な血球が壊れてしまう」「時間がかかり固まってしまう」など、場合によっては検査不能又は大きな誤差が生まれるなど、多くの課題が指摘されていました。しかし、マイクロブラッドサイエンス社が独自の最新技術により開発した微量採血器具により、良質な検査検体を指先から迅速かつ簡単に採取することが可能になりました。

公式ページへ

検査項目と費用は?

検査は大きく分けて4つあります。公式ページから検査項目と料金を抜粋しておきます。
私は、下記の「3.生活習慣病検査」を受けてきました。

1.男性向けがん検査:¥18,000(税抜)
・CEA(癌胎児性抗原)
 大腸がん、胃がん、すい臓がん、肺がん、肝臓がん、食道がん、乳がん など
・PSA(前立腺特異抗原)
 前立腺がん、前立腺肥大、前立腺炎 など
・AFP(αフェトプロテイン)
 肝臓がん、肝炎、肝硬変 など
・CA19-9
 すい臓がん、胆のうがん、胆管がん、胃がん、大腸がん、肝炎、肝硬変、胆石症 など

2.女性向けがん検査:¥18,000(税抜)
・CEA(癌胎児性抗原)
 大腸がん、胃がん、すい臓がん、肺がん、肝臓がん、食道がん、乳がん など
・CA15-3
 乳がん など
・CA125
 卵巣がん、子宮がん、肝臓がん、すい臓がん、胆のうがん、子宮筋腫、子宮内膜症 など
・CA19-9
 すい臓がん、胆のうがん、胆管がん、胃がん、大腸がん、肝炎、肝硬変、胆石症 など

3.生活習慣病検査:¥8,000(税抜)
・総蛋白(TP)
 血清中のたんぱく質の総量で、肝機能や腎機能の異常を調べる。
・アルブミン(ALB)
 アルブミンは肝臓で合成され、肝臓障害栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少する。
・AST
 肝臓や心臓などの細胞に含まれる酵素。肝臓や心臓に異常があると、血液中の量が増える。
・ALT
 肝臓の細胞に含まれる酵素。肝臓に異常があると血液中の量が増える。
・γ-GTP
 肝臓の解毒作用に関係する酵素で、特にアルコール性肝障害で値が高くなる。
・中性脂肪(TG)
 増えすぎは、肥満や脂肪肝、動脈硬化の原因になる。
・総コレステロール(TC)
 血液中のコレステロール量を調べる。値が高いと動脈硬化の原因になる。
・HDL-コレステロール(HDL-C)
 HDL コレステロールには血管壁に付着したコレステロールを運び去る役割があり、値が低いと動脈硬化や心臓病の危険がある。
・LDL-コレステロール(LDL-C)
 血液中に増加した LDL コレステロールは血管壁にたまり、動脈硬化を促進させる。
・尿酸(UA)
 尿酸が過剰な状態を高尿酸血症といい、痛風を招く。
・尿素窒素(BUN)
 たんぱく質の分解による老廃物の一種で、腎臓での排せつ機能に異常が生じると値が高くなる。
・クレアチニン(CRE)
 老廃物の一種で、腎機能が低下すると血液中に増加する。
・HbA1c(NGSP)
 過去1~2カ月の平均的な血糖値を調べる。

4.B型・C型肝炎検査:¥8,000(税抜)
・HBs抗原
 B型肝炎ウイルスに感染しているかどうか調べる。
・HCV抗体
 C型肝炎ウイルスに感染しているかどうか調べる。

実際にやってみた

検査までの流れはいたってシンプルでした。

1.ネット予約
2.来店
3.説明/アプリ登録
4.採血
5.検査結果通知

来店から採血完了まで、10〜15分程度で終わりました。

採血は、自己採血です。機材を指に押し当てて、ある箇所で「パチン!」音がなり、チクッとします。
バネ式で針がでる機材で、ピアスの穴を開けるのにイメージが近い印象でした。

採血のところは、実際は1滴とは行きませんでしたが、従来よりも採血量はずっと少なかったです。何度が指を揉んで血を出す作業があるので、血が苦手な人は無理かもしれないなと思います。

検査結果通知は、マイクロブラッドサイエンス社が提供する「Lifee」に、採血完了から最短2日で通知されます。

アプリからは、検査項目の内容がそれぞれ評価され見える化されます。定期的に検診すれば、記録としてアプリ内に残せます。今後は、アプリ内から直接医師に相談できるようになるとのことです。


※マイクロブラッドサイエンス社のホームページに記載あるイメージ画像を抜粋

DNA検査や血液検査が、より身近になっています。
そして、11月5日に、患者がスマートフォンやタブレット端末で薬剤師の説明を受けて処方薬を自宅に配送してもらえるよう、厚生労働省が医薬品医療機器法(薬機法)を改正する方針を固めました。

■厚生省 医師処方薬、配送可能に
https://mainichi.jp/articles/20181105/ddm/002/010/084000c

オフィスや自宅で健康診断を受け、医師処方薬を受け取ることができるのは、そんなに遠くない未来かもしれません。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。