5Gとは?何がすごい?何が変わる?

最近耳にするようになった5G(ファイブジー、もしくはゴジー)。
2019年からテスト導入がはじまり、2020年のオリンピックには運用ができるようにと、大手通信会社が進めています。

今回は、5Gとはなにか?何がすごいのか、何が変わるのか?をまとめていきます。

5Gとは?

まず5Gの”G”は、「Generation(=世代)」です。
携帯電話には、世代が第1世代から第4世代までありました。

現在の最新モデルの4G(第4世代携帯電話)あるいは4G LTEの上位に位置づけられる、次世代の移動体通信の通信方式や携帯端末の通称が5Gです。

今までとの違いは?

今までも世代での一番の違いは、「通信速度」です。

1G:アナログ
2G:2.4kbps〜28.8bps
3G:384kbps〜14Mbps
4G:50Mbps〜1Gbps
5G:1Gbps〜50Gbps

bps(ビーピーエス)とは、 1秒間に転送可能なデータの量になります。
5Gになると、1秒間に最大で50GBのデータを転送可能になります。

50GBというと、ソフトバンクなどではじまっている大容量の定額サービス「ウルトラギガモンスター」などが新しいです。

ちなみに「50GB/月」はどのくらいの容量かというと、毎日7時間ほどの動画を見ても速度制限にかからない容量です。
ほかにもYoutubeで例えると、480pの中画質あれば綺麗に見れると思いますから、1GBで約2時間ちょっと見れます。50GBだと約100時間見れるイメージになります。

多くの企業が連携して実装実験を進めています。

※画像:世界主要ベンダとの5G実験の概要より
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/5g/5g_trial/

5G実用化で見える可能性

5Gには”要求条件”というものがあり、その中には、「超高速」「超大容量」「超大量接続」「超低遅延」の4つが含まれます。

この中の「超大量接続」「超低遅延」には、加速するIoTのための要件になります。

IoTは「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」と言われています。いままでは主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な”モノ”を接続する技術です。

以前、日本国内でも、2020年には、自動運転のレベル3を目指すということについて記事書きました。

5Gの実現は、スマートホームや、自動運転に大きく貢献されることでしょう。
「超大量接続」という要件で、より多くのモノがインターネットにつながり、「超低遅延」という要件でリアルタイム性を担保していこうという動きです。

電波にのせた充電技術というものも研究が進んでいるため、今後は太陽光エネルギーを電波に乗せて、電子機器が自動充電されるということも夢ではないかもしれません。

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