【ボードゲーム】カタンの開拓者たち遊び方&用語集「基礎編」

「カタン」は1995年にドイツで生まれ、世界中で何百万人もの人々に愛されているボードゲームの最高峰です。

カタンを通して、「俯瞰力」「交渉力/コミュニケーション」「言語化力」「プロジェクトマネジメント力」など、遊びを通しながら実際の仕事力を学ぶこともできます。ゲームごとにマップが変化し、運と戦術のバランスが取れており何回でも楽しめます。

今回は、そんなカタンの基本ルールや遊び方、用語集をまとめていきます。

 ■目次■
 1.準備をしよう!
 2.ゲームスタート!
 3.自分の番(ターン)のプレイ内容は?
 4.勝者の決定!
 5.用語集

1.準備をしよう!

①ゲーム盤を作ります。
1)まず、6枚ある海フレームを組み立てます。凸凹の横に「数字」が書いてありますので、同じ数字の凸凹を組み合わせます。
2)地形タイルを裏にして混ぜ、表にしながら港のない頂点から縦に5枚並べます。その後左4枚→右4枚→左3枚→右3枚の順で並べていきます。
3)続いて数字チップを同じく港の無いタイルから裏面のアルファベットの順に島の外側から内側に向かって反時計回りで置きます。(砂漠を除く)その後、置いたチップを表にします。

②カードとコマを用意します。
1)各自、建設コスト表1枚と、自分が選んだ色のコマ(開拓地5つ、都市4つ、街道15本)を持ちます。
2)資源カードは、種類別に5つの山札(各19枚)に分け、表にして全員の手を届くところに置きます。
3)発展カードは、全種類を混ぜて山札にし、裏向きのままテーブルに置きます。
4)ボーナスカード2枚とダイス2個を全員の手の届くところに置きます。

2.ゲームスタート!

③各自が最初のコマを置きます。(初期配置)
1)まず、順番を決めます。全員ダイスを振って、1番大きい数字を出した人から始め、時計回りでゲームを進めます。
2)1番目のプレイヤーから、空いている交差点(タイルの角)を選んで自分の開拓地を1つ置き、隣接して好きな方向にが移動を1本置きます。※大会では、開拓地1つにつき1分で配置するなどのルールがあります。
3)2番目以降のプレイヤーも順番に開拓地1つとが移動1本を置きます。すでにプライヤー開拓地がある交差点と隣り合う交差点には置けません。
4)1つ目と開拓地とが移動を最後に置いた人から、2つ目の開拓地と街道を置きます。今度は反時計回りです。2つ目の開拓地は1つ目と離れていても構いません。ただし、すでに開拓地がある交差点と隣り合うところには置けません。たとえば、4人の場合はAさん→Bさん→Cさん→Dさん→Dさん→Cさん→Bさん→Aさんという配置の順番になります。
5)各自、2つ目の開拓地から最初の資源を受け取ります。その開拓地が面しているすべての土地について資源を1枚ずつ受け取ります。

3.自分の番(ターン)のプレイ内容は?

④ダイスを振って運を賭けます。
付属のダイス2個を卓上で振ります。

⑤資源を獲得します。
1)ダイス2この出目を合計します。その数字の土地全てから資源が算出されます。ダイスで出た目の土地に面して開拓地がある全プレイヤーは、その土地の資源を1枚山札から受け取ります。
・その土地に面して開拓地から複数あるならば、開拓地1つにつき1枚受け取ります。
・また、その土地に面して都市をもっていれば、都市1つにつき資源を2枚受け取ります。
2)ダイスの合計が7の場合は、盗賊が活動します。
・ダイスの合計が7の場合、誰も資源をもらえません。
・この時点で、手札の資源カードが8枚以上保有している人は、全員資源を半分選択して(奇数の場合は端数切り捨て)捨てなければなりません。例えば9枚あれば4枚捨てます。
・その後、そのターンのプレイヤーが盗賊を好きな土地に移動させます。この時、盗賊は必ず別の土地に移動しなければなりません。
・さらにそのターンのプレイヤーは、盗賊が移動した土地に面して開拓地や都市がある人(複数いる場合は1人を選びます)から、資源を1枚奪います。奪った資源は手札に加えます。
・それから通常通り資源の交換や、建設などの⑥の手順に移ります。
・【重量】盗賊がいる土地では、盗賊がいなくなるまで資源が算出されません。

⑥資源の獲得が終わったら、以下のアクションを行えます。
以下のアクションのうちa〜dは可能な限り何回行っても構いません。
a.資源カードを交換する
足りない資源を手に入れるため、手札の資源カードと他のプレイヤーや銀行(山札)の資源カードを、交換することができます。これは条件が合う限り1ターンの中何回でも行なえます。
1)他のプレイヤーと交換する(島内取引)
・どのプレイヤーとでも交換できます。
・どの資源が欲しくて、代わりにどの資源が出せるかを提案し、他のプレイヤーと交渉してカードを交換します。
・他のプレイヤーが、そのターンのプレイヤーに交換の条件を提案して交渉することもできます。
・自分のターンでないプレイヤー同士は交換できません。※交換の枚数は自由ですので1:2の交換などをしてもかまいません。ただし、贈与はできません。
2)銀行と交換する(海外取引)
・同じ資源を4枚を山札に戻し、代わりに好きな資源を1枚取ることができます。
・港のある交差点に開拓地や都市を持っていれば、もっとお得な交換ができます。港には3:1の港(一般港)と2:1の港(専門港)があります。
・一般港では同じ資源3枚を好きな資源1枚に交換することができます。
・専門港では港に描かれたイラストの資源2枚を好きな資源1枚に交換できます。※専門港では、その他の資源では交換できません。また港で交換できるのは自分のターンのみです。

b.街道・開拓地を建設する
 建設することで資源の生産力を上げると共に、ポイントを増やすことができます。
・建設するには、特定の資源のセット(建設コスト表参照)っを支払い、手元にある街道・開拓地のコマを盤上に置きます。支払った資源カードはそれぞれの山札に戻します。
(1)街道 木材+レンガ
・街道は道(タイルの辺)に建設します。1つの道には1つの街道しか置けません。自分の街道、開拓地、都市につなげて置きます。
・街道の長さが連続で5本以上になったら、「最長交易路」のボードナスカードを受け取ります。(枝道は含みません。また、途中に他の人の開拓地や都市があってはいけません。自分の開拓地や都市は大丈夫です。)「最長交易路」を持っている人より長い街道を作った人は、すぐに「最長交易路」を奪います。「最長交易路」を持っている間は2ポイント加算されます。
(2)開拓地 木材+レンガ+小麦+羊毛
・自分の街道につながっている交差点に置きます。
・すでに開拓地や年がある交差点と隣り合うところには置けません。つまり、隣り合う3つの交差点には、誰のものであれ開拓地や都市があってはいけません。
・開拓地を作ると、その周囲の土地から資源を取れるようになります。
・開拓地は1つにつき1ポイントになります。

c.開拓地を都市にグレードアップする
開拓地を年にすることで、ポイントを増やし資源の生産力を上げることができます。
・開拓地を都市にするには小麦2枚と鉱石3枚を山札に戻し、自分の開拓地のコマを手元に戻します。それから同じところに都市のコマを置きます。
・都市にすると得られる資源が2倍(2枚)になります。
・都市は1つにつき2ポイントになります。

d.発展カードを購入する
・小麦、羊毛、鉱石を1枚ずつ山札に戻し、発展カードの山札から1枚引きます。
・発展カードは他のプレイヤーから見られないようにしておきます。
・購入したカードは次のターンから使用することができます。

e.発展カードを使用する
・自分のターンであればダイスを振る前を含めていつでも、発展カードを使用できます。ただし、1ターンで使用できる発展カードは1枚だけです。ただし、1ターンで使用できる発展カードは1枚だけです。
・そのターンに購入したカードは使用できません。
・カードには騎士・進歩・1ポイントの3種類があります。
(1)騎士カード
・このカードを使用したプレーヤーは、まず好きな土地に盗賊を移動させます。
・さらに盗賊が移動した土地に面して開拓地や都市がある人(複数いる場合は1人を選びます)から、資源を1枚奪います。奪った資源は手札に加えます。※ダイスの合計が7の場合と同じ効果ですが、7が出た場合と異なり手札の半減はありません。
・出した騎士カードは表にして自分の前に並べます。
・騎士カードを最初に3枚出したプレイヤーは、「最大騎士力」のボーナスカードを受け取ります。
・「最大騎士力」を持っていプレイヤーより多く騎士カードを出した人は、すぐに「最大騎士力」を奪います。
・「最大騎士力」を持っている間は、2ポイント加算されます。
(2)進歩カード
「街道建設」「発見」「独占」の3種類があります。このカードを使用すると、カードにかいてある効果を発揮します。出した進歩カードは表にして自分の前に並べます。
a)「街道建設」
・資源を消費せずに街道を2本建設することが出来ます。
・2本の街道はつなげて建設しても構いませんし、別々のところに建設することもできます。
・街道は自分の街道・開拓地・都市につなげて建設します。
b)「発見」
・山札から好きな資源カードを2枚手札に加えます。
c)「独占」
・まず資源カードのうち1種類を指定します。
・そして各プレイヤーの手札にあるその資源を自分のもとに集めることができます。(例えばこのカードを使って「羊毛」を指定すれば、各プレイヤーの手札にある「羊毛」を全て手に入れることが出来ます。)
(3)ポイントカード
・大学、市場、議会、大聖堂、図書館の5種類があります。(効果に違いはありません)
・ポイントカードは購入した時点で1ポイントとなります。
・ポイントカードは基本的に隠しておき、その人が自分のターンに合計10ポイント以上になった時点で公開します。※ポイントを入れて10ポイント以上になる場合は、購入したターンでも公開することができます。

⑦次のプレイヤーのターン
やることがなくなったr、次のプレイヤーのターンに移ります。左隣のプレイヤーは、ダイスを振るところから繰り返してください。

4.勝者の決定!

自分のターンに合計10ポイント以上になったプライヤーが「勝利宣言」をすると、そのプレイヤーの勝ちとなります。
※勝利宣言は自分のターンでしかできません。他の人のターンで自分のポイントが10ポイント以上になっていることに気付いたとしても、自分のターンを待たなければなりません。

5.用語集


地形タイル
数字チップ
開拓地
都市
街道
資源カード
 ・木
 ・レンガ
 ・小麦(麦)
 ・羊毛(羊)
発展カード(チャンカ)
盗賊

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