チャットボットのキホン!

人間が今まで担当していたような仕事が、人工知能を搭載したロボットに、徐々に置き換わられようとしています。AIという言葉は人工知能のことを指しますが、これから先は車の自動運転や、外科手術なども人間の手を離れ、人工知能が担当するのが当たり前の世の中になるかもしれません。

そのAIにもいろいろな活動の場所がありますが、「チャットボット」という言葉をご存知でしょうか。チャットボットとは簡単に言うと、チャットとボットを組み合わせた言葉であり、AIを活用した自動会話プログラムのことです。チャットという言葉は以前からネット上で使われていた、リアルタイムでコミュニケーションをとるシステムのことですが、ボットとはロボットの略称になります。ボットの主な作業は、人間に代わっていろいろな動作を自動システムで行うプログラムのことです。

いままでのチャットならば、人間対人間のコミュニケーションツールでしたが、「チャットボット」の場合は一方は人間でも、もう一方はロボットがその人間の会話に反応して、返答したり行動を起こしたりすることができるのです。チャットボットのようなシステムは以前からありましたが、ボットがパターン化された反応しか出来ないというデメリットがありました。しかし技術の進歩により、ボットが具体的で細かい動きが出来るようになってきました。例えば人間対ボットで将棋や囲碁を指したりなど、以前のチャットボットでは考えられないような進歩を遂げています。

そのチャットボットは大きく分けて、4つの系統があると言われます。一つ目は相手の人間の聞き役として相づちをうつことなどが出来る「Eliza型」と呼ばれるボットで、二つ目は事前に決められたセリフによって会話ができる「選択肢型」というボットもあります。三つ目は事前に登録された単語に対する反応をする「辞書型」や、会話ログを利用する「ログ型」というボットもあります。
その他にも「Twitter」などのSNSにもボットなるものが登場しており、人間が前もって指定した日時になると、自動的につぶやくことが出来たりするなど便利なシステムもあります。

将来的には人間が担当している数々の職業も、チャットボットの進化により、ロボットがかわりに担当してくれるようになる可能性もあります。バスや電車の運転手の仕事や、ホテルのボーイや銀行員なども、ひょっとしたら人間の形をしたチャットボットが担当している時代が来るかもしれません。

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