
Nuro、完全無人の自動運転車「R1」でスーパー商品配達を開始
自動運転が現実的になってきています。2020年には、レベル3が来るのか?
自動運転には定義がある
国土交通省から自動運転のレベル分けの定義がでています。
最近、警察庁がレベル3の条件付き自動運転に関する道路交通法改正案の試案をまとめ、その中では「スマホ利用が可」ということがまとめられています。
今回、Googleが完全無人の車両による配達実験が始まりました。上記でいうレベル5に近い内容だと思います。
自律走行車開発のスタートアップNuro
元Googleのエンジニアらが立ち上げた自律走行車開発のスタートアップNuroが、米大手スーパーチェーンのKrogerと提携して自動運転車による配達の実証実験を開始したのは今年8月。
それから4カ月。安全のために乗車していたドライバーがいない、完全無人の車両による配達が、実験を展開してきた米アリゾナ州・スコッツデールで始まった。これまでは自動運転のPriusを使っていたが、今回からは同社が開発した「R1」を使用している。R1は1年あまりにわたって私道でテストが繰り返され、先月“公道デビュー”したばかり。
R1はポッド状のコンパクト車両で、コンパートメントを2つ備えている。そこに食料品の入った袋が最大6袋おさまる。R1による配達を導入しているのは、Kroger傘下のスーパーFry’s Food Stores。客はオンラインまたはモバイルアプリで商品を注文する際に自動運転車による配達を選ぶことができる。
配達車の到着後は、客がコンパートメント近くにあるパッドにコードを入力すれば、コンパートメントの扉が開く仕組みだ。荷物を取り出し、そして扉を閉じると、車両は配達センターへと戻っていく。R1の走行は全て遠隔からモニターされていて、もし何かトラブルが発生した場合はオペレーターがすぐさま対応する態勢をとっているとのこと。
まずはスコッツデールのFry’s店舗で様子見だが、当然のことながら将来的には他都市での展開と他のスーパーとの連携を視野に入れている。こうしたサービスが浸透するのは時間の問題のようです。
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