話題のティール組織!知ってますか?

ここ最近、「ティール組織」という単語を耳にする事が増えてきました。
2018年に発売された本などがきっかけに経営者の間では話題になっているようです。
今から本を読まなくても流れについていけるように、簡潔にまとめてみました。

はじめに

ティール組織とは、組織自体を1つの生命体と捉えて運営されている組織を指します。組織は社長や管理職の意思で動くものではなく、組織に関わる全員が自らの意思で行動し組織の目的を達成していきます。

ティール組織となるには、「RED」「AMBER」「ORANGE」「GREEN」「TEAL」の5つの過程を通り、「進化する目的」「セルフマネジメント(自主経営)」「ホールネス(全体性)」の3つの要素を持つ必要があります。5つの過程は、組織が進化していく過程を表しています。

5つの過程について

最初の過程「RED」

「RED」は特定の個人の力によって支配されていて、オオカミの群れと比喩されます。どちらかというと短期的な思考によって行動しており、良くも悪くも支配者に依存状態になっている組織です。個人の力で成り立っているので、組織としての再現性はありません。

2番目の役割が決まっている「AMBER」へ

RED次の段階は「AMBER」で、軍隊的と比喩される組織です。その組織は厳格な役割分担によって成り立っており、長期的な計画を重視できるようになります。支配するのが個人ではなくなりますが、上意下達の明確なヒエラルキーがあり指示系統がハッキリしています。その為変化や競争はなく、環境の変化には対応しにくいという特徴もあります。

3番目の個人間競争による「ORANGE」に

AMBERで対応できなかった環境の変化を解決するために進化したのが「ORANGE」です。現在ある多くの企業がこのORANGE組織で、機械と比喩されます。社長や従業員などのヒエラルキーはあるものの、成果を上げる事によって上の階級へと出世できるシステムになります。AMBERの時は階級によって発揮できる能力にも限界がありましたが、ヒエラルキー自体が変わる事でより変化や競争が生まれ、イノベーションが起こりやすくなりました。しかし絶えず変化する環境を生き残る為には機械のように働き続ける事が必要であり、人間らしさを喪失しやすいという特徴もあります。

4番目のお互いを尊重しあう「GREEN」

ORANGEの機械的な働き方ではなく、もっと個人に焦点を当てているのが「GREEN」です。GREENは家族とも比喩され、主体性を発揮しやすい多様性に富んだ組織になります。お互いを尊重しあい、組織内の意思決定を話し合いによって決めていきます。しかしまだヒエラルキーの残っている組織なので、話し合いで意思がまとまらない場合など、最終的に社長が判断する事も多いです。

いざ、最終過程「TEAL」に!

GREENまでの経過を経て、ようやく「TEAL」へと進化していきます。TEALにはGREEN以前のような指示系統やヒエラルキーはなく、お互いに信頼しあって成り立っています。その為1つの生命体と比喩され、全ての人が組織の為に自ら行動していきます。ティール組織は突発的にできるのではなく、こうした過程を経て生まれる組織なのです。

ティール組織に重要な3つの要素

ティール組織に重要な3つの要素のうち、「進化する目的」は組織が1つの生命体である事に関係しています。従来のように社長などの支配者側が意思決定を行うのではなく、生きている組織の変化に合わせてメンバー全員で目的を進化させることが必要になるのです。「セルフマネジメント」は、指示系統がない組織である為に必要な要素です。

組織の目的を実現する為には、個人個人が自分を管理して行動していく事が必要になります。またセルフマネジメントを有効に機能させるためには、「ホールネス」が重要になります。ホールネスとはメンバーの能力が十分に発揮できる状態を担保する事であり、個人に不安や気になる事があれば組織としてより寄っていく大切さを表しています。個人が独自の工夫を凝らし様々なことに挑戦していく事で、より多様性のある組織が実現されていきます。
この3つの要素を持つことで、ティール組織として運営していく事が可能になるのです。

まとめ

まとめてみて感じた事は、「ティール組織」は今まで組織という考え方が進化したものなどでは無く、在り方をまとめ直したようなイメージに感じました。
また、ティール組織になる事が生産性を大きくあげる事に繋がるとは限らず、ビジネスモデルに沿った組織形態を選択し続ける必要があるようにも思います。
ここ最近、多様化する時代の中でどのような組織作りをしていくのかこの機会に振り返るのも良いかもしれませんね。

 

 

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